ドラクエ10を10,000時間遊んで学んだ6つのこと

僕は、かつてオンラインゲームが嫌いでした。

正確にいうと会話が好きで、RPGも好きなので、その集合体にハマることでリアルに様々な支障をきたすことが怖かった。

しかし、ドラクエがオンラインゲームとなり、ドラゴンクエスト10という作品として世の中に出るとき、恐怖よりも、ドラクエの世界に没頭したくなり、遊び続けました。

その途中、1年間で2,000時間遊んだときに思ったことを過去ブログで書き綴ったこともありました。

それから5年。ドラクエ10でも様々な経験をしましたが、休止しました。
恐らく、もう長時間遊ぶことはないでしょう。
そこで、一つの区切りとして僕の思いをまとめてみることにしました。

10,000時間という途方も無い時間を1つのゲームに費やした男の話をご覧ください。

様々な仲間との出会いと別れ

オンラインゲームという特質から最も大きいファクターは人の部分でした。

僕は、あるチームのリーダーを務め、一時は最大手の一つのチームを運営していました。また、ゲームリリース当初、オフ会も開催し、120人以上のプレイヤーがリアルで集まるイベントも開催させて頂きました。

恐らくゲームで出会った仲間も含めると途方も無い人数の方々と出会うことができました。仕事や利害関係の無い人と朝晩問わず遊べたことは大きな財産でした。

出会いの中にはドラクエで知り合った人と仕事で会うという希少な経験もできました。リアルとバーチャルの垣根を超えて、ドラクエでの出会いは僕にとって大切だったなぁと。

逆に出会いもあれば別れもある訳で、日常生活の中で出会うことのない多くの人と出会うことは非常に貴重な反面、多くの人と接する難しさというのを学び、人との出会いの大切さというのを学ぶことができたなぁと。

そういう意味では、ゲームという共通項のある様々な人と知り合う機会があったというのはオンラインゲーム。

強いてはドラクエ10という多くのユーザーが集うゲームの中の小さな1プレイヤーとして長く居続けることができたことは大きな経験となりました。

グループを運営し続けること

ここも人の面になりますが、ゲーム内のチームというバーチャルのグループとオフ会の主催というリアルのグループの運営をさせて頂いたことも大きな財産でした。

チームでは、

  • リアルを大切に
  • 脱退・復活自由
  • 強さよりもコミュニケーション

ということを旗頭に、チームという機能ができた初期にチーム設立したという先行者利益もあって多くのメンバーが参加してくれました。一時は255人という上限までメンバーが加入するチームのリーダーを務めさせて頂けたことは本当に嬉しかったです。

結構インするのも波があった状況の中で、それでもチームに所属してくれたみんなには感謝しています。

チームに対する僕なりの思いというのは、下記記事がその時のリアルを語っているので、そこにお任せします。

ただ、このチームという存在が時にはプレッシャーになり、自分がそれを支えきれなかった時期もあり、人間関係の難しさというのを仕事以上に痛感した時期もありました。

ただ、普通に仕事していても、これだけ多くの人を束ねることはなかったので、その経験は仕事でも活きる部分はありました(これはそのうち、まとめてみようかなと)

また、オフ会についてもゲーム初期の頃に、思いつきで始めて、初回から50人を超え、そして最終的には120人を超えるという当時としては最大手のオフ会イベントを開催するに至りました。

中には、ここで知り合って結婚まで至るカップルが複数産まれたことは非常に嬉しいことであり、ドラクエというコンテンツの強さと、その場を築いていけたことは本当に良かったです。

オフ会の時に大切にしていたのが、

  • 規模感を大切にすること
  • 会場は貸切で、非日常感を演出
  • ドラクエの世界観を大切にすること

というように、主に雰囲気作りを重視してやってきましたが、その内容を考えることやプレゼンテーション技術は、数年経った今でも非常に有意に働いています。

ここで言いたいのは、多くの人をまとめるというのは、どの世界でも大きな経験と自信になるということです。

ロールプレイを楽しめたこと

これは最後まで賛否ありましたが、敢えて踏み込んで書いてみることにしました。

実は、最初のキャラは男性キャラ(イグニス)でしたが、その後作った2番目の女性キャラ(ルーチェ)を気に入ってしまい、ルーチェで冒険するのが僕の楽しみでもありました。

最初はリアルで知ってる人ばかりだったので、ネタ的なロールプレイでしたが、いつからかリアル性別を主張しないで冒険していたら、男性から告白されるとか、まさしく女性として扱って頂けるケースも多かったです。

オフ会の主催までやった僕が、最終的に楽しんだのはバーチャルだからこそ楽しめるロールプレイだったというのはある意味皮肉でもありました。

当然、リアルを知っている人からすれば、気持ち悪いとか何故イグニスで遊ばない等、面白くない人も多かったとは思いますが、女性キャラに徹することで、心の底からゲームとして楽しむことができたのは良き思い出です。

チームやオフ会の運営者として生きてきた僕からして、その呪縛から解き放たれてゲームを純粋に楽しむことができたとともに、違う自分になれるというロールプレイを心から楽しむことができたのは嬉しかったです。

これぞゲームの醍醐味!というには歪んでるかもしれないけど、ルーチェメインで過ごした後半2年くらいは毎日がとてもハッピーでした。

一つの経済圏を見続けることができた

これも、何故ゲームで?って思うかもしれませんが、オンラインゲームの醍醐味の一つだなと思ったところです。

僕自身、仕事の一つで相場を見ることもありますが、多くの人が集う世界では何かしらの経済圏が産まれることを知りました。

ドラクエの世界では、様々なアイテムや装備がゲーム内通貨で取引される訳ですが、新たな敵が産まれたり、装備が新調されるごとに、大きく経済が動くことになります。

最初は相場という世界で生きていることもあって、そこを嫌悪する時期もありましたが、人の欲望を垣間見ることもできたし、いつからか資産を作るというのをメインに楽しむこともありました。

素材を集めて、装備を作り、それを売るというある意味フリマ的なものを楽しむ時期もあったし、素材を大量に買って上がったところで売却するという株式投資みたいなこと。

最終的にはヒッソリと15億ゴールドを超える資産を運用していました(普通のプレイヤーだと1日10万ゴールド稼ぐ程度と思ってください)。その資産が増える楽しみというのをバーチャルで楽しめたのは良い経験。

そこでもやはり、情報と人の流れは経済を産むというシンプルなものを感じることができたわけで、その人の欲望と資金の流れるバランス(インフレ過ぎてもいけないし、デフレ過ぎてもいけない)というのは、多くの人が集うところでは大切なんだというものを学びました。

アストルティアの世界は美しかった

ドラクエ10の世界はアストルティアという名前なのですが、画面の向こうの世界はとても美しいもので、多くの人がすれ違い、そして時には集い、戦い、そしてまた新たな世界へ行く。

朝昼晩もあれば、天気もあって、美しい野原もあれば、厳しい雪景色や毒の世界もありました。

そしてスリリングな戦いも、その世界の中で繰り広げられる訳で、すぎやまこういちさんが作った美しいドラクエミュージックを聴きながら、その世界に存在することは本当に楽しかった。

様々な喜び、笑いそして悲しみ、怒り。
喜怒哀楽を感じながら、多くのプレイヤーとコミュニケーションを取る世界は、美しくて、そして楽しい。

アストルティアは美しい世界です。
故に、いつまでも居続けたい世界でもあったなと今でも思います。

やっぱりオンラインゲームは怖いもの

怖いというのは純粋にハマってしまうことに尽きますね。やることがないってことがないんです。
ないと決めたらないんですが、友達とのコミュニケーション、戦い、そして資産運用までやってると、いつまでも過ごせるんです。

それが結果的に僕ですら10,000時間を超える時間をアストルティアで過ごしたというのに至るのです。

6年で分割しても1年1,666時間。
1日に直しても4時間半強。
社会人として仕事をしていることを考えると、プライベートの多くをここに費やしていたということになります。

でもね。

僕は、その時間を費やしたことに後悔も無いし、やらずに怖いものと思うのではなく、一つのオンラインゲームにここまで費やすことができた結果、その結論に至ることができたのは本当によかったです。

怖いものだけど、そこまで没頭することができたものに出会えたことは本当に幸せなことなんだろうなと。


今日は、ドラクエ10で学んだことをまとめてみました。

このブログで表現したいのは、「今までの自分から学んで他の人にもちょっと役にたつかもしれないことをシェアすること」と「僕の経験から、悩みを持っている人が“できる”ことをシェアすること」です。

皆さま、よろしくお願いいたします。